2006/07/19

制作工程 

チメルフのフィギャは一般に白地をそのまま生かし、その上に流れるような黒い線を加えることによって独特の雰囲気を出している作品が多いのですが、中には一旦、全体を黒の顔料で覆って焼成した後に掻き落しにより模様とつけていく作品もあります。この場合は黒地を生かし、掻き落した後にさらに釉薬をかけることになります。 このCM118 「プードル」がその例です。傍らで見ていると掻き落しにはかなりの力をかけていることがわかります。 力をかけないとうまく掻き落せないし、かけすぎると折角の紋様が崩れるし、このバランスが難しく、たいへん手のかかる作業でした。

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